電子薬歴の運用に向けて 07

~クイック入力?~

いままでのところ電子薬歴への入力はすべてキーボードで打ち込みました。

それ以外に入力サポートのための『文言集』というのがあるので試してみました。

よく使う「決まり文句」を、マウス操作のみで貼りつけられる機能であるらしい・・・

イメージ的にはOfficeのクリップボードみたいな使い勝手なのかな~?

<マスタ登録>

文言集はデフォルトで入っているんですが・・・

どうせなら自分たちで作った者のほうが、活用しやすいだろうと考えました。

マスタ登録はツールバーメニューからですね。

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この辺りは旧verのReceptyと同じ感覚です。

さて、試しに作ってみましょう。

薬歴に書き込む事の多いコメントを思い浮かべつつ・・・

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【明細区分】というのが、SOAP+C のうちどの欄に入れるべき語句かを示します。

S に記載する「決まり文句」というのはなかなか無いので作れませんでした。

O に記載することが最も多いのは、併用薬に関するものなので何パターンか用意してみました。

文章の流れとしては

( S + O ) → A → P → C

なので、O に併用薬を書いたらおのずと・・・

A薬物間相互作用の評価 を書く流れだと思います。今回は「問題なし」・「眠気」・「胃腸障害」の3パターン登録しました。

  • 併用薬が無いケースでも、その時の処方薬が二剤以上であれば薬物間相互作用の評価は書けると考えています
  • 「併用注意」等があると、そのあとの P に繋げやすくなりますね。
  • S が未登録なので、当然、『S を受けての A 』も未登録にしておきます。

P には情報提供の内容を書くことが多いです。ちょっと強引かもしれませんが、

A で行った薬物間相互作用の評価 副作用リスクの評価

という風に考えて、副作用情報の提供に関する文章を登録することにしました。

もちろん副作用の内容をA と一致させておかないと繋がりませんね。

※この登録だと「薬疹に注意」というP はあるのに、それの前に入る A がないので、良くありませんね。

C はココまでの流れなら、次回の担当薬剤師への申し送り事項は「副作用のモニタリングをして下さい」でしょう。

~文言集を利用して薬歴を入力してみる~

前回のつづきで、

三十路丸 太須一さん(31歳・男性)

ペレックス顆粒の処方で書いてみます。

文言集から適切な語句を選んで、薬歴入力欄に貼り付けます。

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スカスカです。

通常のキーボード入力で仕上げます。

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・・・キーボードで入力した文字数の方が多い・・・

文言集の登録をもっと増やさないといけないでしょうか・・・

かといってあまりたくさん登録してしまうと

その時に使いたい語句が探しにくくなりそうです。

・・・どうしよう・・・コツコツとマスタ登録を整えないといけないのかな?

それとも・・・

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文言集はCSVファイルに変換が出来るようなので・・・

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Excelで編集してみようかと挑戦してみましたが・・・

.csv形式のファイルを開くことは出来るけれど、

保存し直したら何故か.xls形式のファイルが出来てしまいました。

・・・この方法は上手くいきそうにありません・・・う~ん。

キーボードで素早く入力する練習をするのが、きっと正解。

定価で¥1,980なら買ってみてもいいかなぁ・・・

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