電子薬歴の運用に向けて 06

~助けてくれる?~

新しい電子薬歴は、単なる記録媒体ではなくて、

調剤をアシストしてくれる便利な機能があるらしいので

試してみたいと思います。

※以下の物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません。

<状況設定>

2月5日(土)

三十路丸 太須一さん(31歳・男性)

今回は内科の処方せんを持って来局されました。

どうされたのでしょうか?風邪でも引いたのでしょうか?

<処方内容>

01

・・・面白味に欠ける点は以下略です。

<相互作用のチェック>

処方入力後、会計画面に切り替えようとしたらポップアップウィンドウが表示されましたね・・・

021

これは一体・・・・?

02

薬物間相互作用のチェックをかけてくれました。

デプロメールとペレックスの組み合わせは併用注意に該当するんですね。

覚えておきましょう。メモメモ。

ではこのウィンドウを閉じて、薬歴画面に切り替えましょう。

<医薬品情報集>

処方歴の薬品名をダブルクリックすると

右クリックメニューみたいなメニューが表示されます。

・・・まぎらわしい。

いっつも間違えて右クリックをしてしまうんですよね・・・

03

で、医薬品情報を開いてみます

04

医薬品の添付文書情報が確認できます。

これからは『今日の治療薬』は買わなくていいかもしれないですね。

でも、会社がお金を払ってくれるんだったら薬局に一冊欲しいです♪

<使用制限のチェック>

薬歴画面のメインパネルの表示を、処方鑑査情報に設定すると・・・

041

ペレックス顆粒の禁忌症が表示されました。「有・無」のチェックボックスがあるので、

今回は全項目「無」で入力しておきました。

これは「有」にチェックが入っていると、

次回から禁忌薬が入力されると教えてくれるんでしょう・・・多分。

確認していないのでわかりません・・・来週試してみます。

~まとめ~

上手に活用することが出来れば、医療過誤防止に大いに役立ってくれると思います。

電子技術の進歩は素晴らしいですね。

かといってパソコンが何もかもやってくれるようだと

「パソコンの方が頭いいから、薬剤師なんて居なくてもいいね♪」

とか言われてしまいますね・・・

そう考えると憂鬱になります・・・自分には何の価値も無いのかと・・・

コメントをどうぞ